バカラ「バカラ」とは、イタリア語でゼロを意味します。1500年頃にヨーロッパで生まれ、当時のイタリア貴族たちの間で大人気を博しました。イギリスでも王侯貴族たちが熱中して遊び、現在でもそのなごりとして、「キング・オブ・ゲーム」という尊称を残しています。 バカラは、PLAYER(プレーヤー)側とBANKER(バンカー)側のどちらに配られたカードが勝つか、つまり、どちら側のカードの合計が9に近くなるかを当てるゲームです。 プレーの手順 バカラでは8組のカードが使用されます。PLAYERにもBANKERにもそれぞれ少なくとも2枚ずつ、最大で3枚ずつカードが配られます。基本的に、1番目と3番目のカードはPLAYERに配られ、2番目と4番目のカードはBANKERに配られます。下の表で示すとおり、ルールに従ってPLAYER、BANKERとも3枚目のカードを引くかどうかを決定します。 カードの数え方:
それぞれの手のスコアは、カードの合計の下一桁の数字となります。 スコアの数え方の例
ナチュラルとは バカラの目的は、手のスコアを9に近づけることですので、最初の2枚のカードで既に8または9のスコアを持っていれば、かなりいいということになります。これが「Natural(ナチュラル)」と呼ばれます。もし、PLAYERとBANKERのどちらかの手がナチュラルの場合、PLAYERとBANKERは両方とも「Stand(スタンド)」しなければなりません。スタンドとは、それ以上カードを引かないことです。 遊び方 はじめに、PLAYERとBANKERに2枚のカードが配られます。この時点で、どちらか片側に「Natural(ナチュラル)」が出れば、そちら側の勝ちとなります。もし、両側ともナチュラルであれば、スコアの高いほうが勝ちです。もし、両側ともナチュラルでスコアも同じであれば、引き分けとなります。 PLAYERもBANKERもナチュラルではない場合、ゲームは続きます。 PLAYERの手は、6か7のスコアでスタンドします。PLAYERは、手持ちのスコアが0、1、2、3、4、5のときは3枚目のカードを引き、新しく引いた3枚目のカードを加えて、PLAYERの手の最終スコアが決定します。 PLAYERのルール
BANKERは、PLAYERが6か7でスタンドした場合、自分の手持ちのスコアが、0、1、2、3、4、5のときは必ず3枚目のカードを引かねばならず、6、7のときはスタンドしなければなりません。 BANKERのルール(PLAYERが6か7でスタンドする場合)
PLAYERが3枚目のカードを引く場合は、BANKERは7のスコアでスタンドします。BANKERのスコアが6またはそれ以下の場合は、3枚目のカードを引くかスタンドするかは、PLAYERの3枚目のカード次第です。(以下のルールを参照してください。) BANKERのルール(PLAYERが3枚目のカードを引く場合)
勝ち負け
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